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大阪一の夜景

「今度ストナンしません?」


LINEが鳴った。

送り主は学生時代の後輩。
何年も連絡を取っていなかったが、ひょんなことから最近再開し、合コンに連れて行ったりちょくちょく合うようになった。

彼は自称・元クラナン師。
でもクラスタの存在は知らない。
もちろん俺が桜庭大二郎であることも。



「ストナンでストリートナンパか?お前できんのかよ笑」

「やったことないけどやってみたいんです!大二郎さんやったら一緒にやってもらえるかなって思って。」




俺はこの活動を始めたことを誰にも話していない。

なぜ俺が選ばれたのだろう?

そしてストナンという言葉は共通語だと思っているのだろうか?
よくわからない奴だ。




俺は迷っていた。
正直ストはほとんど経験がない。
桜庭大二郎としてアカウントを作ったが、ネトナンばかりやっている。

一度、背広魅了師会の飲み会に呼ばれ、火の鳥さん、役人さん、ルイスさんと箱に行き、
その流れで役人さんにコンビを組んでもらい、ストをした。
二人組を連れ出せたが、俺の和みが足りずその後死番化。
その時から一ヶ月が経っていた。

仕事が忙しく、さらに学校にも通い始めたこともあって、時間がない。
それを言い訳にしてストから逃げていた。
なにより自信がなかった。


けど、ストをしたい気持ちはある。
今の俺はナンパ師とは呼べない。
俺はネトナンをするためにアカウントを作ったのではないだろう?






「よし、やろっか」

返事を打つ。こいつと組んで上手くいくかわからないが、とりあえずやってみよう。











「お疲れ様です。今日は女の子いっぱいいますね!」

「せやな。頑張ろうか。」


彼とストに出た日は俺の誕生日だった。
地元に帰れば友人が祝ってくれることになっている。
ならば終電まで頑張ろう。








彼女と出会ったのは二声掛け目だった。
一人で歩いていた彼女に後輩が声をかける。

「こんばんは!今から30分だけ僕らとお茶しません?」

(おい!こいつオープンも和みもなしにいきなり打診かよ!ヘルプしないと。)

「実は先輩が今日誕生日で‥」
「せやねん!俺今日誕生日やねんけどこんなクリス松村みたいな後輩しか祝ってくれんくて。
オカマじゃなくてちゃんとした女の子に祝ってもらいたくてさ!笑」

「誰が松村ですか!笑」

「そこクリスって突っ込めよ!笑」


彼女を見ると笑っている。

「な!だから30分だけ俺を祝ってよ。ちょうど横にカフェあるし!」

「じゃあ30分だけだったらいいですよ(^^♪」







カフェに連れ出し、彼女の横に座る。
声をかけたときは暗くてよく見えなかったが、なかなか可愛い。
歳は俺らより下だろう。
そして某女優によく似ている。

「なあ、○○に似てるってよく言われへん?」

「あ、それめっちゃ言われます!そんな良いもんじゃないですけどね。笑」

「僕もよく言われますよ、クリス松村って!」
後輩もノッてくれている。アドリブでクリスって言ってみたが、こいつは松村よりというより火星人に似ている。




「ほんまに誕生日なんですか?笑」

「ほんまやで。誕生日にこんな可愛い子に祝ってもらえてほんまにうれしいわ。今日やったらオカマに食われても良いかも!」

「ふふふ。二人ともゲイなんですね。笑」




終電が近づいてきたので解散。
帰る方向は彼女と俺が同じ。
後輩を見送り、一緒に駅へ向かう。


LINEが鳴る。
「先輩、あの子僕行っていいですか?」



どうしよう。
この子は後輩と俺、どっちに食いついてるだろうか?
いや、どっちも食いついてないかもしれない。


いっそのこと聞いてみるか。







「ぶっちゃけさ、後輩と俺どっちがタイプやった?」

彼女は俺を見つめたまま答えない。


「俺?笑」

うなずいた。
本当か?


「もう一回会いたいって思う?」



二回目のうなずきはさっきよりも深かった。






LINEを返す。
「悪い、今回は俺が行かしてもらうわ。」


















「コンビニってこっちにもあるんかよ。逆側のコンビニで待ってたわ」

「迎えに来てもらってありがとうございます。良い車乗ってるんですね♪」


彼女とのアポはすぐ決まった。
今日は休日。俺は休日のアポは車をよく使う。
郊外に住んでいる俺は連れ込める家はない。
そんな俺にとって車は唯一最大の武器だ。


即への流れを何度もシミュレーションする。
この子は絶対にゲットしたい。
今日はネトナンでは使わないとっておきのデートコースを使おう。





「今日は貴族の店予約してるから!さあいこっか」

「えっ、鳥貴族ですか?好きですけど笑」


車中ではお互いの生い立ちを話す。
彼女は俺と違い、普通の家庭で普通の人生を送っていた。
今年から社会人。就職したばかりでいろいろ戸惑いがあるそうな。






「着いたよ鳥貴族!」

「全然違うじゃないですか!笑」

予約していたイタリアンレストランへ。


食事中はもっぱら恋愛遍歴について聞き出す。
女子大出身で出会いがなく、彼氏は2年もいてないそうだ。


「けどさ、そんだけ可愛かったらこの2年で何もなかったわけじゃないやろ?」

「えっ、何もないですよ。ほんまに!」

「言い寄ってくる男はおったやろ?俺みたいに(笑)」

「ん~実はね‥」

彼女から聞き出したエピソードは、純粋な女の子そのものだった。
この子はモテる。だが間違いなく即系ではない。
経験人数は1人。ナンパに着いていったこともなければ、付き合っていない男としたこともない。
これは正直今夜ゲットするのは厳しいか?







でも諦めるのはまだ早い。

彼女はナンパで出会った俺と今こうやって会っているんだ。

探ろう。
必ずどこかに突破口があるはずだ。






「浮気をしたことは?」→NO

「浮気をされたことは?」→NO

「彼女がいる人を好きになったことは?」→YES

これだ。


掘り下げて話を聞いてみる。

「アプローチされて好きになってんけどね、インスタ見たら怪しくて、問いただしたら彼女がいたんです。」
「別れるって言うからその後も何回か会ったけど、結局別れた様子なくて、私から切ったんです。」

「その男を好きになって後悔してるん?」

「うん。なんであんな人好きになったんやろなーって思って。」

「後悔することないよ。」

「えっ?」


「だって恋愛って頭でするもんじゃないからね。頭でするもんやったら、例えばベッキーだって絶対川谷のこと好きになってないやん?既婚者ってわかってもやめられへんかったのは、頭じゃなくて心で好きになったから。」

「それと一緒で、○○も最低な人を好きになったって後悔してるかもしれんけど、その男に魅力があるんやったら好きになるのは自然なことやん!むしろ条件とかそんなんで男を選ぶ女の子より全然好感持てるで!」


「ほんまに?友達に相談しても否定されてばっかりやったから…そう言ってもらえると嬉しいし、安心します。」

「せやで。そういう純粋なところはすげー良いと思う。アピールポイントにしていきや!笑」

「ありがとうございます。大二郎くんって大人ですね。大二郎くんのことももっと教えてください!」


ここで俺の恋愛遍歴を話す。
さっきまでと違い、彼女は身を乗り出して聞いている。
彼女からIOIを感じ取れた。



話が盛り上がってきたところで席を立つ。

「じゃあ出よっか。今から大阪一の夜景見に行くで」



外に出るとちょうど空が暗くなり、建物には明かりが灯っている。
街の準備は万端、あとは俺がこの子を仕上げるだけだ。






「ここが一つ目のスポット。ちょっと車降りて景色見ようか。」


車を降りて夜景を見る。身体の距離が近い。
THE GAMEはちゃんと読んでいないが、これもまたIOIの一つだろう。




「ここが一番きれいなスポット。ちょっと階段上るで。」

階段を上るときに手をつないでみる。
楽しそうにはしゃいでいる。

よし、あの展望台が勝負だ。











「わぁ~めっちゃキレイ!!」

「この展望台は大阪一の夜景やからな。ここを超える夜景はなかなか無いよ。」


攻めてみよう。

「知ってた?ここにカップルで行くときはな、『わぁ~キレイ』っていう女の子に、『いや君のほうが綺麗だよ』って言ってチューしなあかんねん。大阪一の夜景なだけに、大阪一コテコテでベタなことする場所やねんで。」

「なにそれ笑」

「恥ずかしいけどやらなあかんねん。ほら、言うてみ?」

「わぁ~キレイ笑」

「君の方が綺麗だよ笑」


キスをする。
最初は優しく、次第に激しく。


抱きしめて身体を触る。
胸を触っても嫌がる様子はない。


長いキスが終わった後の彼女の火照った表情を見て、今夜の勝利を確信した。
























「ぶっちゃけさ、なんで俺らの下手くそなナンパに着いてきたん?今まで着いていったことなかったんやろ?」

「ん~二人組やったし、誕生日って言ってたから。私誕生日祝うのとか好きやねん。」

行為が終わった後、ベッドの上で彼女はそう言った。


年齢よりもあどけない彼女の顔。
脱がしてみたらと意外と大きい胸。すべすべでキレイな肌。

それらを見つめて物思いに耽る。


ようやくストで結果を出した。
今までは自信がなくて避けていた。
けれど、自信を付けるためには、結果を出すことが必要。
結果を出すためには、なによりもまず一歩を踏み出すことが重要だったんだ。





もっとストに出よう。
一歩を踏み出せば、またこうやって素敵な出逢いが待っているはず。




読者時代にあこがれていたナンパクラスタ。

自分も飛び込んでみたけど、Twitterのアカウントを作るだけではナンパ師になれなかった。





けれど今なら言える。
クラスタに新たなナンパ師が誕生した。











さあ俺も家に帰ろう。



彼女を送った帰り道、
車から見える景色は”大阪一の夜景”より美しかった。
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コメント

ブログ読ませてもらいました(^^)
「頭じゃなくて心で好きになったから」
凄くいい言葉やなって思いました。
大人な会話苦手なのでタメになります!
ブログ更新楽しみにしています(^^)

Re:

> ボヤッキーさん

コメントありがとうございます^ ^
読んでもらえて嬉しいです!

「心で好きになる」フレーズはグダ予防のために使ってます。
いざという時に「心の底ではどう思ってんねん?俺に抱かれたいんやろ?」的な事が言えますからね。笑

ボヤッキーさんと比べてまだまだショボ腕ですけど、これからも更新していくんでまたお願いしますね(^-^)/

ブログデビューおめでとう。

即系ではない子の仕上げ方が秀逸でした。

大ちゃんと連れ出し負けした子、ずっと放置してたけど、準即狙ってみよかなw

コンパはよ

Re:

> 役人さん

ありがとうございます^ ^
連れ出し負けのあの子、ぜひ準即してください!
僕の方はブロックされてますからww

コンパ案件探しに街へ出ます。

ブログ読ませていただきました!
さすがです!勉強になりました!

ブログ拝見させてもらいました。
僕もアポはよく夜景に行くのですが、キスまでの持って行き方は非常に秀逸で参考にさせてもらいたいです笑
ネトナン、ストナンときたらクラナンも是非!
機会があればご一緒させていただければと思いますm(_ _)m

ブログ読ませていただきました!

非常に分かりやすく、読んでいるこちらも魅了されました。

夜景アポのお手本みたいですw

Re:

> リディさん
ありがとうございます!
また一緒にストしましょう^ ^

Re:

> レオンさん

読んでいただいてありがとうございます!
夜景アポ、、もしかしたら場所被ってるかもしれませんね笑
クラナン苦手なんですが、克服したいのでぜひご一緒させてください^ ^

Re:

> ギンガメさん

コメントありがとうございます!
魅了とかお手本と言われたら調子乗ってしまいます(〃ω〃)
また更新するのでよろしくお願いします。

今度一緒に夜景見に行こう笑

良いブログでした。
ストナンに中々出れない気持ちの葛藤よく分かります。また次回のストナン記事楽しみにしています!

Re:

> 火の鳥さん

コメントありがとうございます^ ^
行きましょう笑
展望台でチューしますか笑

Re:

> 奇妙浜太郎 さん

コメントありがとうございます!

ストなかなか出れないですよね。
いつになったらトリガーが外れることやら。。

スト記事第2弾、近日中にアップしますよ(^o^)/

はじめまして( ´ ▽ ` )ノ

タメになるblogでした!参考になります!

またの更新楽しみに待ってます\(//∇//)\

Re:

> どん兵衛さん

初めまして!ありがとうございます^ ^
更新したいんですがネタに困ってるのは内緒です笑

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